後遺障害認定の流れ

交通事故による後遺障害の等級認定の流れはまず症状固定の決定準備を行うことからはじまります。次に医師に後遺障害診断書を用意してもらう必要があります、後遺障害診断書が用意できたら、診断書を保険会社に提出します。そしてその書類は保険会社から損害保険料率算出機構へ送付されることになります。その後、後遺症についての調査が行われ、その結果は保険会社に通知されます。保険会社から被害者へ認定結果が通知されたあと、賠償金の受取が行われます。その金額、内容に納得がいかない場合は保険会社に対して異議を申し立てるといった流れになっています。

医師に後遺症診断書を用意してもらうといった場合、特別決まった依頼の形式があるわけではありませんが、用意して欲しい時期になったら診察のタイミングなどで後遺障害診断書の作成をお願いするとよいでしょう。診察の際などに直接用紙をもっていく方法や受付に渡す方法などその担当医師によって対応は様々です。後遺障害診断書の発行まではおよそ2週間前後かかる場合が多いようです。直接被害者に渡されるケースが一般的ではありますが、保険会社に直接郵送されるといったケースもあります。このやりとりの詳細についても、担当医師によって変わるので相談が必要です。

後遺障害とは

後遺障害と後遺症という言葉は交通事故の話題になるとよくあげられるキーワードですが、後遺症と後遺障害の微妙な違いを理解しているという方はあまり多くないかもしれません。交通事故によって被害者が受けた精神的、肉体的な障害が今後の将来において回復を見込めない状態になることを後遺障害と言います。後遺障害と認められるためには交通事故とその怪我の症状との間に関連性、整合性などの因果関係がはっきりと認められることが重要となってきます。その存在が証明、説明できること、労働能力の喪失や低下を伴うものであること、その損害が自賠責基準の等級に該当することという要件の充足が必要です。そして後遺症とは、交通事故により怪我をし、治療の末に残ってしまった症状を言います。急性期症状が治ったあとでも体に残ってしまった機能障害、神経症状などの症状や障害のことを指す言葉です。

後遺障害の慰謝料等の詳細としては、逸失利益、後遺障害慰謝料などがあります。逸失利益とは交通事故で後遺障害を負ったことにより労働能力が低下、喪失したことで今後の生活や将来に亘って失う可能性のある利益のことを言います。後遺障害慰謝料とは後遺障害を負ったことに対する慰謝料です。後遺障害等級が認定されれば認定されてた等級に応じて慰謝料の請求ができます。

交通事故と後遺症

交通事故というと私達のまわりでよく聞くものではありますが、実際に事故の被害に遭われたという方で無い限りはほとんどの場合、あまり深く交通事故について考えたり、調べたりしたことがある方というのは少ないのではないでしょうか。交通事故の場合、その場でわかる症状として表れる怪我などとは別に後遺症という問題を考えなければなりません。後遺症と言っても、その言葉自体が指す定義は広く、基本的には一定期間の通院、治療を行っても治らなかった怪我などの全般を指します。

交通事故の被害に遭ってしまった場合、健康面での懸念の次に大切となってくるのが保険金や賠償金などのお金の問題です。通院、治療が必要となってしまった場合にはもちろん治療費が必要ですし、それ以外にも、例えば怪我を負ったことによって本来仕事で稼ぐことのできた金額を稼げなかったりということまで考えなければいけません。その場合、保険金などで補償をすることを考えるのですが、保証金などの被害者に払われる金額を大きく左右するものとして後遺障害認定というものがあります。これは後遺症の症状がある方全てに自動的に認められるというものではなく、申請をし、それが認められないといけないものとなっていますので、診断書などを医師に頼み用意してもらう必要があります。どのようなアプローチで申請を進めていくかという部分でも認定結果が変わってしまうケースもあります。そのような不安を解消するためにも専門の弁護士への相談は心強いものとなるでしょう。当サイトでは交通事故での後遺障害認定について役立つ情報をお伝え致します。ぜひお役立て下さい。